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【メーグルバス沿線情報】 名古屋市美術館 生誕130年記念 藤田嗣治展 東と西を結ぶ絵画

なごや観光ルートバス「メーグル」の沿線観光施設の名古屋市美術館にて2016年4月29日(金)~7月3日(日)まで生誕130年記念 藤田嗣治展 東と西を結ぶ絵画が開催されます。

「自分はただ一介の画学生として、いつまでも変わることのない若さで勉励を続けてゆくのだ」

1929年、16年ぶりに戻った祖国で発表した自らの画集に寄せて、藤田はこう語っています。当時彼はすでに43歳。パリ画壇の寵児として大きな成功を収めた、いわば凱旋帰国の主人公としては驚くほど謙虚な言葉です。他にも睡眠時間を削っての制作への没頭や、物質的な栄華や虚栄を望まぬこと、自己宣伝の類とは一切無縁であることなど、芸術のみに捧げた自らを訴える言葉が、この文章の至るところに散りばめられています。それは時に弁明と表現したくなるほどの切実さをはらんでいましたが、それもそのはず歓呼で迎えられるはずの祖国で、藤田にはしばしば手厳しい批評の言葉が投げかけられたのです。画家はその批評に対し、自らも言葉で答えることを余儀なくされたのでした。

およそ藤田嗣治ほど毀誉褒貶に晒された画家もいないでしょう。日本とフランス、東と西の文化と歴史を融合・昇華させた上に誕生したその芸術は、常に対立と緊張をはらみ、画家その人も揺れ動く評価に生涯翻弄され続けました。戦後、戦争責任を問われ、不幸な形で祖国を去り、以後藤田が自らと芸術について口を閉ざしたこともさらに評価を難しくしました。生誕から130年、没後からも半世紀近くを経た今、その真価を改めて問う時期を私たちは迎えています。

今回の展覧会は東西文化の融合と対立を軸に、藤田の芸術を再検討するものです。近年ランス市に寄贈された未公開作品を含む、国内外から集めた代表作約150点によって、多様性と複雑さに満ちた藤田芸術の神髄を紹介します。

 

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