ホーム > 名古屋を知る > 識る > 山車とからくり

山車とからくり

祭に華やかさを添えるものに、「山車」があげられます。 その山車に乗る「からくり人形」をご覧になったことはあるでしょうか?
日本に現存する山車からくりは二百台以上あるといわれており、そのうちのほとんどが尾張地方に残されていて、これに付随するからくり人形は六百体に上ると言われています。
今でもこの名古屋の地では、からくり人形が乗った山車祭が執り行われます。新緑の5月は「若宮まつり」、初夏を迎える6月は、「筒井町天王祭」「出来町天王祭」、10月には、「有松山車まつり」、そして名古屋一番の祭、「名古屋まつり」などがあります。

そして、おひとり、ご紹介すべき方がいます。 尾陽木偶師(びようでくし)の九代目玉屋庄兵衛(くだいめたまやしょうべえ)氏です。はるか昔、中国から伝わったとされるからくり人形。 さらには、山車からくりと、座敷からくり、この2つがあります。 山車からくりは、前述のような祭事に曳きだされる山車に乗り、神の出現などを表す役目を担っています。 そして、座敷からくりの代表的作品に「茶運人形」があります。この人形については、江戸時代の機会説明書「機構図彙(きこうずい)」に設計図と作り方が示されていましたが、実際の人形はありませんでした。その復元を成し遂げられたのが、先々代の7代目でした。長い年月の中、幾多の時代を乗り越え、今に受け継がれたあたたかい手仕事は、これからも後世に伝えてくべき貴重な財産の一つと言えるでしょう。現在、九代目は名古屋から程近い犬山市に工房を構えられ、からくり人形の保存・作成に力を注ぎ、ご活躍です。

1989年開催の名古屋デザイン博を皮切りに、名古屋の街中には趣向を凝らした様々なからくり人形が登場し、今でも変わらず道行く人を楽しませています。 

「からくり人形時計」・・・若宮大通り高架下<八代目玉屋庄兵衛 作>
「信長」・・・万松寺(ばんしょうじ)(大須)<八代目玉屋庄兵衛 作>
「宗春爛漫」・・・大須観音境内<夢動由里子 作>
「白波五人男」・・・御園座南西角(伏見)<南條 亮 作>
などなど。

からくり人形が結ぶ、名古屋の昔と今をお楽しみ頂ければ幸いです。

識るへ戻る

名古屋を知る

  • 歴史
  • 産業
  • 食
  • 識る
  • 必見

プレミアムチョイス!(PR)

広告募集中
Page Top