徳川宗春の治世に花開いた芸どころ名古屋。豊かな伝統芸能の魅力を、まちなかで体験しよう。

尾張藩第七代藩主・徳川宗春は「かぶき者」、今で言う自由人。当時の徳川将軍・吉宗が、質素倹約を重視して幕藩体制の立て直しを図ろうとしたのに対して、宗春は祭りや芸能を奨励し、消費と経済の活性化を図りました。
幕府だけが公認できた遊郭や芝居小屋を公認し、ここ名古屋に芸能ブームを巻き起こすと、緊縮令で出番を失った江戸や上方の役者・芸人が自然と名古屋に集まるようになり、「芸どころ名古屋」と呼ばれるようになりました。
この秋、2回目の開催となる「やっとかめ文化祭」は、名古屋が受け継いできた伝統芸能に気軽に触れることができるチャンス。まちなかで繰り広げられる数々のパフォーマンスをぜひ体験してください。

名古屋城
名古屋の文化

やっとかめ文化祭

名古屋のまちに笑いの神が舞い降りる!

名古屋のお宝を一堂に集めた文化の祭典です。全国初となる狂言のストリートライブをはじめ、多彩な伝統芸能の公演や、体験講座・ワークショップ、まち歩きなど、まちを舞台に知られざる名古屋の魅力に出会える25日間。
期間中毎日開催します。

期間中の主な催し 10月30日(金)~11月24日(月・祝)


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芸処なコラム

文化のるつぼには芸達者が育つ。芸どころの名古屋の秘密とは、実は芸を”やる人“の多さ。

名古屋には “ヤーレンソーラン” といった、いわゆる「労働歌」がありません。あるのはお座敷唄。また寺社仏閣の数も愛知県が日本一だったりします。これはつまり、名古屋は商業的にも栄えていた証です。そういう街の文化には歌舞音曲、書画や茶道などの文化が育ちやすいのです。ということは“目利きが多く、なんでもかんでもすぐはノッてこない、審美眼があるのです。
武家社会が栄えた名古屋は、一流の文化都市として、多くの人びとが習い事に関わっています。そんな名古屋の街に生きる伝統や文化をまるごと味わう「やっとかめ文化祭」は、名古屋だからこそ出来る企画がいっぱいです!街を歩いて、建物に入って、学びながら楽しめる「やっとかめ文化祭」をお楽しみに!

西川 千雅

西川流家元 西川 千雅

今年9月、西川流四世家元を継承。
「名古屋をどり」はじめ、数多くの舞台に出演する他、幅広い文化活動でも注目されている。