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次こそはなごやめし

最終更新日:2022年7月15日(金)

#次こそはなごやめし (醤油たこやき・名古屋風お好み焼き・たません)

今や名古屋への観光目的にもなっている『なごやめし』だが、名古屋には、なごやめしに認定されていないのがビックリなくらい地元民が愛してやまない"名古屋ご当地グルメ"があるのをご存じだろうか!?
今回はそんな名古屋ご当地グルメの中から、3つをご紹介しよう。
名古屋市民にはおなじみだが、まだまだ認知度が低いこのグルメを”#次こそはなごやめし”に格上げするべくコラムを書いてみた。

醤油たこ焼き

「名古屋風たこ焼き」には3つの条件がある。(※諸説あり)
①鉄板に生地を流し込んだところに醤油を垂らして焼いた「醤油味」。
②多くのお店が直径約4㎝程の鉄板で焼いた「小玉」サイズ。
③具材には必ず「キャベツ」を入れる。
その他の特徴として、
・外はカリっと中はトロッとしている。
・それぞれのお店ではキャベツの水分を飛ばす手間をかけて具材を作っている。
・冷めても美味しいというのが特徴であり、女性でも10個くらいはペロリと食べれる。
・昭和40~50年頃は駄菓子屋などで売られていて、1個から買うことができたお店もあった。
※お持ち帰りに時間が経ってしまうと、カリっと感が無くなってしまう事もあることから、”ツウ”は包まず経木のまま持ち帰る。

日々最高のたこ焼きを作るが信条『吉川屋』
創業1970年

創業50年以上の老舗でありながら、お店で”たこ焼き返し(ひっくり返す棒のこと)”を任されているのは平均年齢39歳の4人。しかし”焼き歴”は15年以上の猛者ばかり。醤油たこ焼きへの情熱は熟年の域。
現在お店を切り盛りする3代目店主は女性。先々代(祖父母)と先代も女性(お母さん)の店主がお店を守ってきた。現在は焼き歴15年以上の店長と共に伝統の味を守っている。
焼いている時は無口だが、話しかけてみると人情味あふれる笑顔が返ってくる。是非話しかけてほしい。
【特徴】
・ごま油を使って香ばしく焼き上げ、”外はカリッと中はトロッと”している
・キャベツを天日干しすることで具材の食感とうま味を引き出している
・具材を大きめにカットすることで食感を生かしている 
吉川屋
吉川屋
吉川屋
【住所】
 名古屋市熱田区青池2-22
【TEL】
 052-683-0044 (予約:平日のみ可)
【アクセス】
 地下鉄名港線「日比野」駅3番出口より徒歩10分
【営業時間】
 11:00~19:00(ラストオーダー18:30)
【定休日】
 第一火曜日、12/31~1/3
 (GW・お盆は休まず焼いています)
【料金(税込)】
 5個/250円~ 5個単位で注文可
【具材】
 蛸はヤナギダコ(北海道産)を使用し手切り
 キャベツ、ネギ、天かす、紅ショウガ
【醤油】
 企業ひみつ
【トレー・包装紙】
 経木(5個までは紙袋使用)
 日和色ロール(緑色の中筋色ロール)
【1年間で焼く たこ焼き数】
 おおよそ60万個
【一度に最大焼ける数】
 280個 (鉄板10枚 縦7個×横4列)
【たこ焼きサイズ】
 約4㎝

夫婦二人三脚で伝統の味を守る『たこやき三丁目』
創業1966年頃(1997年三丁目から現在の地”四丁目”に移転)

現在の店主がお店を引き継ぎ33年、結婚してから20数年、夫婦二人で伝統の味を守っている。
お店の歴史は、先々代がお好み焼き屋としてお店を立ち上げ、お店のメニューにキャベツを入れる今のたこ焼きスタイルを考案。先代は具材にアミエビなど魚介系を入れる現在の味を確立、さらに、熱々を素早くお客様に提供するために、焼き専用、包み専用と分業できるよう焼き台を改良、お客様にお渡しする包み紙もオリジナルロゴが入った包装紙をつくるなど日々精進していた。
現在の三代目店主は、先代たちの精神を引き継ぎ、「これまで一度も満足したたこ焼きは無い!」と言い、美味しい醤油たこ焼きの追究に終わりはないと日々精進している。
【特徴】
・具材に鰹節など魚介系を入れる事でうま味を感じるたこ焼き
・複数の具材が目一杯入っており、”モチッと”とした食感
・2種類の植物系油を使用しており、具材の味を生かしている
たこやき三丁目
たこやき三丁目
たこやき三丁目
【住所】
 名古屋市瑞穂区瑞穂通4-21
【TEL】
 052-851-5131 (予約:可)
【アクセス】
 地下鉄桜通線「瑞穂通運動場西」「瑞穂区役所」駅より徒歩3分
【営業時間】
 10:30~17:30頃
【定休日】
 木曜日
【料金(税込)】
 5個300円~ 5個以上は何個でも注文可
【具材】
 蛸は国内産のみを使用し手切り
 キャベツ、天かす、紅ショウガ、鰹節2種類、魚粉、アミエビ
【醤油】
 企業ひみつ
【トレー・包装紙】
 経木(8個まではプラトレー使用)
 ロゴ入りオリジナル包装紙
【1年間で焼く たこ焼き数】
 おおよそ73万個
【一度に最大焼ける数】
 196個 (鉄板7枚 縦7個×横4列)
【たこ焼きサイズ】
 約4㎝

名古屋風お好み焼き

”二つ折りになっている””銀紙(アルミホイル)と白もしくは緑の紙に包まれている”が特徴である。
さらに焼き方に特徴がある。
①生地を薄く引く ②キャベツを載せる ③具材を載せる ④生地を回しかける ⑤頃合いを見計らってひっくり返して焼く
関西風のように混ぜない、広島風のように高く積み上げないし麺を入れない、これが「名古屋風」である。
そして庶民のハートをつかむ特徴として、名古屋風お好み焼きを提供するお店は、大体お値段がリーズナブル!
ご飯としても成立するがおやつ感覚で食べることも多い。
包まれている紙(白や緑の紙が多い)は食べ終わった後に口の周りについたソースを拭くためであるとされており、お客様目線により工夫された食文化である。

なぜ半分に折ったのか?
1970年代に「甘太郎」の店主:鈴木多美子さんが、ハンバーガーを食べ歩きしている若者を見て、地元のお祭りでお好み焼きを食べ歩きができるようにと考えだされた。(※諸説あり)

※関西風・広島風と区別するために”風”と表記している
※名古屋風・関西風・広島風とでは生地やキャベツの切り方の違いもあるが本コラムでは大まかに特徴だけを書いている

値段を安く!美味しいがモットー『お好み焼き甘太郎』
創業 1970年代後半

1957年に甘太郎焼き(大判焼き)のお店として父:鈴木八郎さんが開業。
1970年代後半に、「100円お好み焼き」やみたらし団子などを販売するお店として母:多美子さんが引き継ぎ、その後現店主の延久さんが引継ぎ現在に至る。
名古屋風お好み焼きの特徴である、銀紙(アルミホイル)と紙で包んだスタイルを考案されたのが、母:多美子さんであると言われている。(※諸説あり)
約50年にわたり、庶民に愛される味を守り続けている。
毎日この味を求めてくるヘビーユーザーから、県外から購入にくるお客さんもいる。
【特徴】
・とにかく安い!店主の心意気が感じられる。
・小ぶりのサイズがおやつに丁度良い。女性でも2枚くらいは軽く食べられる。
甘太郎
甘太郎
甘太郎
【住所】
 名古屋市西区那古野2-19-24
【TEL】
 052-541-4034 (予約:不可)
【アクセス】
 JR・地下鉄東山線「名古屋」駅より徒歩14分
 地下鉄桜通線「国際センター」駅より徒歩7分
【営業時間】
 10:00~19:00(18:00以降売り切れ次第終了)
【定休日】
 無し(1/1~1/3、夏休みあり)
【料金(税込)】
 肉玉170円、イカ玉170円
【具材】
 荒千切りキャベツ、天かす、削り節、紅ショウガ、豚肉、イカ、卵
【ソース】
 企業ひみつ(少し辛目の特注ソース)
【包装紙】
 アルミホイル、白色の中筋色ロール
【1年間で焼く お好み焼き数】
 おおよそ73,000枚(1日200~300枚)
【最大焼き数】
 126枚 (鉄板6枚 縦40cm×横65cm 6台)
【お好み焼きサイズ】
 10cn×8cm(四角形) 二つ折り

お客様のために”良い所焼き”を極めた『大潮屋 錦店』
創業1979年(錦店は2010年開店)

独自のお好み焼き工程を駆使して、日々美味しいお好み焼きを焼いている。
基本は名古屋風の作り方ではあるが、焼き上げる工程には、広島風と関西風の良い所を取り入れている。
具体的には、生地を薄くのばした後にキャベツを載せ、その上に具材を載せる。ここまでは広島風であるが、卵を載せた後に生地の上で具材を混ぜるのである。ここが関西風を取り入れているポイントである。
なぜかき混ぜるのか?それは先代のお父様が卵の美味しさが満遍なくいきわたるようにと考え出された工程である。
さらに、焼き上げの最後の工程、ソースを塗るところにも工夫がされており、大潮屋特注の器具「リングパンチ」をお好み焼きに押し当てる。そうすることで生地にリング状の筋ができソースを塗った際にこぼれず、食べるときにソースがたっぷり残るのである。
まさに、食べていただくお客様の事を考えた”良い所焼き”である。
【特徴】
・名古屋風の焼き方に一手間も二手間もかけて作り上げている
・ソースを塗る前に「1ケチャップ」を加えて、食べる際に味の確変を感じる
大潮屋
大潮屋
大潮屋
【住所】
 名古屋市中区錦2-9-17
【TEL】
 052-232-4538 (予約:お問合せ下さい)
【アクセス】
 地下鉄東山線「伏見」駅より徒歩2分
【営業時間】
 10:00~18:00頃(土曜日17:00まで)
【定休日】
 日曜・祝日
【料金(税込)】
 イカ肉玉 280円
【具材】
 荒千切りキャベツ、イカ、豚肉、天かす(魚粉・紅ショウガミックス)、卵
【ソース】
 企業秘密
 (特別に配合された特注ソースに、さらに一手間かけたオリジナルソース)
【包装紙】
 アルミホイル、白ロール+日和色ロール(緑色の中筋色ロール)
【1年間で焼く お好み焼き数】
 おおよそ60,000枚
【最大焼き数/鉄板サイズ】
 21枚 (横120cm×奥55cm×厚さ1.2cm)
【お好み焼きサイズ】
 直径18cm 二つ折り
【備考】
 市内5店舗あり
 大須店は毎月18・28日のみ開店。お好み焼きのみ販売

たません

駄菓子屋やお祭りの屋台の名脇役な存在。
なんてことないものなのに、どうしても食べたくなる一品。
こちらも”半分に折ってある””銀紙や白紙などに包まれている”が特徴である。
なぜ、せんべいに玉子焼きを挟んだのか?誰が考え出したのかは調べきれなかったが、これはもう名古屋のスーパーローカルおやつである。

子どもから大人まで集まってくる『お好み焼き つねかわ』
創業1975年

奈良県出身の店主:恒川幸子さんが就職で名古屋へ来たことで名古屋風お好み焼きに出会い、結婚を機に現在の地にお好み焼き屋を開店。
創業当初はお好み焼きと焼きそばだけだったのが、近所の子どもたちからのリクエストでお菓子系の焼き物が増え、駄菓子も売るようになった。
たませんを売り出したのは創業して間もなく、当時小学1年生の甥っ子が食べているのを見てメニューに加わったとのこと。それ以来近所の子どもたちの人気メニューとなった。
たません、お好み焼き以外にも、30種類ほどあるお菓子系の焼き物メニューの多くは、お客さんが考案したものが多い。中でも”あつし玉葱チーズ”は、タレントの田村敦さんが、ビッグカツのみそカツ味を使用した”源太焼き”はフリーアナウンサーの青木源太さんの考案である。
【特徴】
 ”たません”はスタンダードの注文以外に、自分好みのトッピングが可能
 駄菓子のラインナップも充実している
つねかわ
つねかわ
つねかわ
【住所】
 名古屋市北区上飯田東町1-37
【TEL】
 052-912-2572
【アクセス】
 JR・地下鉄「大曽根」駅徒歩14分
【営業時間】
 11:00~20:00
【定休日】
 不定休
【料金(税込)】
 たません 150円
【具材】
 たこせん、卵、青のり
 トッピング:チーズ、ビッグカツ、イカなど可能
【ソース】
 ウィスターソース
【包装紙】
 白紙袋(店内で食べる際はお皿にて提供)
【1年間で焼く たません数】
 おおよそ枚 1,000枚
【最大焼き数/鉄板サイズ】
 21枚 (横120cm×奥55cm×厚さ1.2cm)
【お好み焼きサイズ】
 たこせん:たて23CM×横12.5㎝ 二つ折り
【備考】
 お好み焼きは名古屋風お好み焼きである(※ただし、二つ折りにして包まない)
 その他 やきそば、お菓子系の焼き物あり

#次こそはなごやめしMAP

(上記記事に掲載されている情報と、令和4年7月1日~9月4日に開催された「#次こそはなごやめしInstagram&Twitterキャンペーン」に投稿された情報をもとに作成したものです)
※掲載内容は令和4年9月末現在のものです

編集後記

今回このコラムを書き上げるために、醤油たこ焼き420個、お好み焼き19枚、たません8枚
取材期間中ほぼ毎日食べていたが食べ飽きない。まだまだ食べ足りないと思えるのはなぜだ?
それは”旨い”からだ!

なぜこんな旨いのに!?、そして40年以上の歴史があるのに『なごやめし』に認定されていないのか!?
旨いから至福に満ち溢れて、そんな事はどうでもよくなりかけているが・・・・・ダメだ!
私はこのコラムを書き上げることで「醤油たこ焼き」「名古屋風お好み焼き」「たません」を、名古屋市民が!愛知県民が!全国民が!『なごやめし』と認定する日がくることを願っているのであった。
ぜひこのコラムを読んだ人が、1個の醤油たこ焼き、1枚の名古屋風お好み焼き、1枚のたませんを食べて、”旨い”と言い、これが究極の『なごやめし』か・・・と言われる日を望んでいる。
#次こそはなごやめし に選ばれる日がくるまで、食べ続けようと思ったしだいである。

取材者:ET

今回このコラムを書き上げるために、醤油たこ焼き420個、お好み焼き19枚、たません8枚
取材期間中ほぼ毎日食べていたが食べ飽きない。まだまだ食べ足りないと思えるのはなぜだ?
それは”旨い”からだ!

なぜこんな旨いのに!?、そして40年以上の歴史があるのに『なごやめし』に認定されていないのか!?
旨いから至福に満ち溢れて、そんな事はどうでもよくなりかけているが・・・・・ダメだ!
私はこのコラムを書き上げることで「醤油たこ焼き」「名古屋風お好み焼き」「たません」を、名古屋市民が!愛知県民が!全国民が!『なごやめし』と認定する日がくることを願っているのであった。
ぜひこのコラムを読んだ人が、1個の醤油たこ焼き、1枚の名古屋風お好み焼き、1枚のたませんを食べて、”旨い”と言い、これが究極の『なごやめし』か・・・と言われる日を望んでいる。
#次こそはなごやめし に選ばれる日がくるまで、食べ続けようと思ったしだいである。

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