東部
古川美術館特別展「洋画家藤森兼明VS華麗なる中世彩色写本」
特別公開『ブシコー派の画家の時禱書』
ふるかわびじゅつかんとくべつてん ようがかふじもりかねあきばーさすかれいなるちゅうせいさいしょくしゃほん
とくべつこうかい ぶしこーはのがかのじとうしょ
開催日:2020年10月24日(土) ~ 12月20日(日)
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洋画家・藤森兼明(1935-)が魅了され、その近作を華やかに彩る彩色写本。本展は、中世彩色写本とそれをテーマとした藤森作品を一堂に会し、時代と国を越えた美の共演をお楽しみいただきます。最大の見所は、古川美術館の秘宝、彩色写本『ブシコー派の画家の時禱書』(1412年頃)の3年ぶりの特別公開と、その美に触発された藤森兼明の2020年新作「アドレーション オブ マギ」(初公開)です。600年の時を越えた美の交流とその輝きをご堪能ください。
中世パリの工房で制作された『ブシコー派の画家の時禱書』は、手間暇をいとわず壮麗な挿絵や装飾が施され、完本として伝えられた世界的にも大変貴重な書物です。中世彩色写本の制作方法や、中世写本の材料となった牛皮紙・羊皮紙の魅力もあわせてご紹介します。
また、古川美術館所蔵のファクシミリ版写本コレクションも展覧します。初期キリスト教芸術の傑作『ケルズの書』、最も豪華な装飾写本『ベリー候のいとも豪華なる時禱書』、羊皮紙を黒く染めた『黒い祈禱書』など、世界に一冊しかない貴重な写本を、精巧な技術によって再現したレプリカ(ファクシミリ版)でお楽しみください。
スポット情報
古川美術館・分館 爲三郎記念館
- 古川美術館は、初代館長故古川爲三郎(1890-1993)が長年にわたって収集し大切にしてきた美術品を、「私蔵することなく広く皆様に楽しんでいただきたい」という想いからその寄付を受け、平成3年11月に開館いたしました。所蔵品は、近代日本画を中心として、油彩画、陶磁器、工芸品、また、15世紀の手描き彩飾写本など、約2800点になります。現在は、所蔵品による展示を行うとともに美術講演会、ワークショップなどの教育普及活動もいたしております。
分館の爲三郎記念館は、爲三郎没後、「みなさんの憩いの場として使っていただきたい」という遺志により、平成7年11月から私邸を公開しています。昭和9年に建てられた爲三郎記念館の母屋で数寄屋造りの「爲春亭」や庭園の茶室「知足庵」など6棟が平成30年11月に国の登録有形文化財の登録を受けました。美しい日本庭園を眺めながら邸内併設の数寄屋 de caféで、オリジナルや季節の和菓子と爲三郎長寿の秘訣のお抹茶、薫り高い珈琲やおぜんざい(季節限定)などのメニューを楽しむことが出来ます(別途有料)。現在は、美術館の様々な活動とあわせて年間数回の企画展示、各種イベントなどを催しております。
詳細
日程 | 2020年10月24日(土) ~ 12月20日(日) |
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休館日 | 月曜日(但し、11月23日(月・祝)は開館、翌24日(火)休館) |
時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
開催場所 | 古川美術館 |
料金詳細 | 大人1,000円 高・大学生500円 中学生以下無料 (分館 爲三郎記念館との共通券) |
TEL | 052-763-1991 |
アクセス | ●地下鉄東山線「池下」駅1番出口より東へ徒歩3分 ●地下鉄東山線「覚王山」駅1番出口より西へ徒歩5分 |
※掲載内容は変更となる場合があります。最新の情報は公式ホームページ等にてご確認ください。