名古屋陶磁器会館では、2025年7月22日(火)より「戦後80年記念展『Occupied JAPAN の陶磁器』を開催いたします。
本展では、OCCUPIED JAPANの裏印の入った作品を中心に、戦時中の陶磁器製品を併せて展示いたします。
【Occupied Japan とは】
“Made in Occupied Japan”とは、「占領下の日本」という意味です。
1945年、第二次世界大戦に敗戦した日本でしたが、2年後の1947年に輸出が可能になりました。しかし、GHQの命令により輸出品には全て“Made in Occupied Japan”というマークを付けることが義務づけられ、陶磁器製品も例外ではありませんでした。1949年には一部規制が緩和されましたが、1952年の日米講和条約が批准されるまでの5年間は“Made in Occupied Japan”の裏印が使用されました。この裏印は、戦後5年の間だけ日本で製造・輸出された製品のみにつけられた特別なマークといえます。
【戦時中の陶磁器製品】
第二次世界大戦も末期になると、金属の代用品として陶磁器製品が脚光を浴びだしました。その中でも「防衛食器」は、試行錯誤を重ねて缶詰の性能に匹敵する機能を完成させ、戦地兵隊の食料輸送用や戦時の貯蔵食糧容器として使用されました。
また、金属の不足に伴い、手榴弾も陶器製のものが作られるようになりました。しかしながら、金属製のものと比較して殺傷能力が劣っていたといわれており、まもなく本品を製造するのに必要な資材も底をつきました。
詳細
日程 | 2025年7月22日(火) ~ 10月3日(金) |
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休館日 | 土、日、祝日、8/13-8/15 |
時間 | 10:00~17:00(最終入館は16:30まで) |
開催場所 | 名古屋陶磁器会館 1F 展示室 |
料金 | 無料 |
お問い合わせ先 | 一般財団法人 名古屋陶磁器会館 |
TEL | 052-935-7841 |
ホームページURL | https://nagoya-toujikikaikan.org/ |
アクセス | 市バス「平田町」より徒歩6分、市バス「赤塚白壁」より徒歩5分 地下鉄 桜通線「高岳」より徒歩15分 名鉄「森下駅」より徒歩15分 |
※掲載内容は変更となる場合があります。最新の情報は公式ホームページ等にてご確認ください。